この春カウンセリングを卒業されたYさんの感想です。

Yさんとのおつきあいも2年近くになりました。
ご主人の不倫が発覚後、お互いにやり直すと決めたもののしっくりといかず悩んでおられました。
お話を聞いてみると、夫の不倫以上に、長年家庭生活への協力が得られなかったこと、気持ちを分かち合えなかったことに、孤独や怒りを感じておられました。
それを何とかして伝えたいと思うものの上手く伝わらず、諍いや、夫の黙りにあい、諦めと疲れを感じていらっしゃいました。
Yさんとの間では、主にアサーションを基本とした気持ちの伝え方を一緒に考えていくということ、またYさんご自身が生きにくいと感じていらっしゃったことなどを中心として、夫婦の関係性に注目しながらカウンセリングを進めていきました。
そのYさんの今のお気持ちからご紹介していきます。

ゆずはさん、本当に長いあいだ、お世話になりました。今、長年の重荷を下ろしたように心が軽く感じられ、気負うことなく生活できています。

こんな日が来るなんて思いもよらなかったです。

まだ、夫との関係もうまく回らないことが多いですが、心配は全然してません。

きっと、時間はかかるでしょうが良い方向に向きます。

ここまで一緒に歩いてくださったことに感謝です。

ありがとうございました。

Q:カウンセリングの中であなたにとって、とても印象に残っている気づきは何でしょうか?

A:自分は愛されていないと思いこんでいたのは、間違いだったこと。母に対してそう思いこんだことが自分の原点だった。

Q:カウンセリングを通じて、どんなことがあなたにとってお役に立ったでしょうか?

A:自分に向き合うことで、自分の思考のくせに気づき修正することができた。

Q:その他、感想や疑問などでお聞かせ頂けることがあれば、何でも自由にお書き下さい。

A:ゆずはさんも同じ経験をされているからか、話して安心感がありました。また、こち
らの気持ちもよく理解されていると思いました。
ゆずはさんのことも、もう少しお聞きしたかったです。

Yさんとのセッションで思い出に残るのは、いつも笑いあり、涙あり。そんな感じでした。
本来とても明るい性格のYさんですが、カウンセリング初期の頃は、夫への怒りが大きかったようです。ですが、カウンセリングが進むにつれて、笑うことが増えていきました。
そして終盤に近づく頃には、ご主人の理解の出来ない行動ですら笑い飛ばしてしまう器の大きさを披露して下さいました。
本来Yさんが持っていたものです。
長年の苦労の中でいつの間にか曇ってしまっていましたが、また輝き出しました。

Yさんはおっしゃいます。
「ゆずはさん、何度も諦めかけましたが、諦めないで良かった。本当に心からそう思います。しんどくて苦しくて、もう辞めてしまおうと何度も思いました。でもこんなに楽で幸せな気持ちになれるなんて、本当に諦めないで良かった」と最上級の笑顔で伝えて下さいました。
気持ちを上手く表現できないご主人に苛つくこともありましたが、今はそのご主人がYさんの為に花を買ったり、スィーツのお土産をいそいそと持ち帰ったりと、行動で表現して下さっています。そしてそのご主人へとYさんは満面の笑顔で感謝の気持ちを伝えていらっしゃいます。
こんな気持ちのやり取りが出来るようになれば、もう幸せになるしかない!
そう思います。

Yさんの明るさが、臆病だったご主人の心の氷を溶かしていきました。
お二人で人生の春を謳歌して行かれることでしょう。
一緒に歩ませて頂いて、感動をたくさんいただきました。
私も嬉しかったです。

Yさん、ありがとうございました。