カウンセリングを3回終え、その感想をお寄せ頂きました。
一部をご紹介させて頂きながら、今日は「拗ねている自分」について、考えてみたいと思います。

ご感想を下さったのはMさん。
ご紹介を許可してくださってありがとうございます。(ぺこり)

ご主人の不倫から再構築へと向かったものの、夫婦仲はしっくりとはいかず、大きな溝を感じてしまうというようなご相談内容でした。

以下、頂いた感想から一部抜粋です

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ゆずはさんの声ときれいな関西弁がとても心地よく、リラックスしてカウンセリングを受けることができました。
まとまらない気持ちをお話しても、それをまとめてくださったり、気持ちをわかっていただけたというお返事であったり・・・私は1時間でこんなに内容の濃いカウンセリングを受けられてとてもよかったです。
毎回次回がとても楽しみでした。

そして、最終の3回目では、誰にも話したことのなかった…
…中略…
…でも、口に出してお話したことで 拗ねている自分にも気づきました。

誰かに聞いてもらって冷静になることで見えてくることもたくさんですね。

メモをしたノートを見直していて、回を追うごとに内容が濃くなっていました。
短期間という中で宿題をしてカウンセリング。それを元にお話しして、宿題をしてカウンセリング・・・という流れは始めてでしたが、とても良いと思います。
そし て、回数も3回というのは良いと思います。

私は3回目に大きな希望が見えてきました。
ここから行動するのは自分ですが、イメージとしてはホップ・ステップ・ジャンプのような感じでしょうか?
…以下略…

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Mさんは今回のカウンセリングで、とても素晴らしいことを発見されました。
それは、「拗ねている自分
この「拗ねている自分」って、通常なかなか発見出来ないんですね。
というのは、そこに大きな痛みが隠れているからなのです。
拗ねている自分に向き合うというのは、とても心が痛いことなんですね。
だから人は、何かしら合理的に考えようとしてしまいます。
「私は頑張ったけど上手くいかないのは、相手が協力的じゃないから」といった他人への責任転嫁や、「もう夫のことをそんなに好きじゃないし…無理して頑張る必要もないんじゃないの?」といった逃避や「生活できているんだから、夫のことは考えずに自分が楽しく暮らせることを考えよう」(蓋をする)などなど…
それらは、自分が感じている心の痛みを隠してくれる作用があります。
言い換えれば、それだけ傷ついてきたのです。
ですが、本当の自分の感情は別の所にありますから、割り切ったつもりなのに割り切れないとか、次の一歩へ進みたいのに逡巡してしまうとか、色んな気持ちを感じるだろうと思います。
それは例えば、いつも足にオモリがぶら下がっているようで、大空へ飛翔したいのに飛び立てない。そんな感じかもしれません。
あるいは眠る前になると、あれこれ考えてしまって、問題から離れられない。そんなこともあるかもしれません。
それらは「本当の私が居るのよ。忘れないで~」という警鐘を鳴らす心のメカニズムなのですね。
本当の私の気持ちに気が付いて欲しい。
そんなことを心は望んでいるんじゃないでしょうか。
その本当の私の素直な気持ちに気が付くお手伝いを、カウンセリングではしています。

素直な自分の気持ちに気が付くことによって、本当は自分がどうしたいのかがわかり、選択肢が増えます。
そして新しいことを選択できるようになったりします。
それが夫婦の関係性を変え、自分の行動を変え、他人の評価を変え、生きやすい自分に変わっていくことへと繋がっていきます。

今回、素直に自分の気持ちを見つめ発見されたMさんが、感想の最後をこんな風に結んでくださっていました。
「私から変わっていきます!」
と。

とても強い、それでいて清々しい潔さを感じ、嬉しくなりました。(*^.^*)
きっと本当のご自分と対話なさりながら、自分の信じた道をしっかりと歩んでくださることでしょう。
Mさんの一歩に関われたことを大変嬉しく思って居ます。
最後になりましたが、ここに記載することを快諾してくださったことに感謝いたします。本当にありがとうございました。